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2014年4月23日

スウェーデンのイースター

 

「復活祭」は、キリスト教国にとって、クリスマスとならぶ
重要な祝い日で、十字架にかけられて死んだイエス・
キリストが三日目に復活したことを記念する日です。
復活祭はもともと太陰暦にしたがって決められた日で
あったため、太陽暦では基本的に春分の日の後の最初の満月の次の
日曜日に祝われ、年によって日付が変わる異動祝日になっています。

スウェーデン国民にとって復活祭は、宗教的な意味合いよりも、
冬から春へと向かう季節の行事の一つとして親しまれているところがあり、
スウェーデン語では、復活祭を「Påsk ポスク」と発音します。
年によって3月末から4月中旬までその時期は多少前後しますが、
毎年木曜日の午後から翌月曜日までがボスクとなりなす。
ちなみに今年のポスクは4月17日(木)~4月21日(月)。
4日半にもわたる長い祝日のそれぞれの日には、
次のような名前がついています。

 

4月17日(木) Skärtorsdagen
フェルトシュダーゲン

 

4月18日(金) Långfredagen
ロングフリーダゲン

 

4月19日(土) Påskafton
ポスクアフトン

 

4月20日(日) Påskdagen
ポスクダーゲン

 

4月21日(月) Annandag Påsk
アンナンダーグ ポスク

 

金曜日から月曜日までの復活祭「ポスク」の期間、
スウェーデンのあちこちで見られるもののキーワードといえば、
ポスクリリーと呼ばれる「黄色いラッパ水仙」、「カラフルな卵」、
「白樺の枝の先に鳥の羽をつけた飾り」など。

「卵」は復活や誕生を意味しており、他のキリスト教国の習慣と共通ですが、
「黄色い水仙」は長く待ち望まれた春の到来の喜びを象徴し、
「枝の先につけられた鳥の羽」は、
ドイツの青い山に住んでいる悪魔とダンスをするために、
スウェーデンの魔女達がポスクの日に飛んで行くという
スウェーデンの古くからの言い伝えにまつわる
独特のものを意味します。

スウェーデンでは、18世紀でさえ魔女に告発されると
死が訪れると信じられていました。
現在でも西の地方では、大きな焚き火を燃やしたり、
かんしゃく玉を破裂させたりするのは、焚き火やかんしゃく玉で
魔女を追放できるという魔術が信じられていた頃の名残です。

ポスクの前の晩になると、女の子達は頭にスカーフを巻き、
丈の長いスカートをはいて顔にそばかすをペイントして魔女に扮装し、
近所の家を一軒一軒訪ね回り、自分で描いた絵を渡して
お菓子と交換してもらいます。
最近は男の子も参加できるようになり、
黒い魔女のとんがり帽子をかぶって、
顔にはヒゲをペイントして扮装したりを楽しみます。